:
和紙のことを知る

和紙の見本帳から作った、実際に書いて使えるメモ帳が登場

2018.05.17
  • facebook
  • twitter

皆さま、こんにちは。
和紙屋4代目候補の大上です。


だいぶ暑くなってきました。
6月の9,10日にはいよいよ紙博!


さらなる熱気が体感できること間違いなしです。


で、せっかく紙好きさんたちがたくさん集まるので、
紙好きさんをうならせるような商品が作れればいいなあ、と企画しました。


その名も、「和紙サンプルメモブロック」!
まんまですね(笑)
デザインもそのまま、和紙見本帳から持ってきています。


見本帳の特徴としては、その紙のスペックが書いていることです。
この数字や名前って、そのままデザインになるのでは?
と、三か所も入れています。切り取って保管しておくのもいいですね。


オンラインで買える全紙は一部しかありませんが、ここに収録してある和紙も購入可能なので、
問い合わせてくださいね。


さて、今回は11種類を作りました。


たくさんの和紙を見本帳で見る機会があると思います。
でも、なかなか選びきれません。


結局チャレンジしたい気はあれど、いつもの紙に落ち着いてしまいます。


そうならないように、5種類ずつテーマに沿って選んでみました。産地はごちゃまぜです。


このサンプルメモブロックのいいところは、それぞれの和紙にちゃんとかけることです。

10枚ずつ入っているので、まずは実際に自分で書いてみて、その和紙のことを体感できることです。


見本帳って、もったいなくて書き込んだり出来ないんですよね。
ガシガシ使ってくださいね。

「同じようで違う、白い和紙」

まず一つ目。「同じようで違う、白い和紙

白は昔から清浄を示すといわれています。
美しい白、少し凹凸の入った白、まだら模様の白。5種類の白をお楽しみください。
リンク先の紹介ページ、5種類とも写真を撮っているのですが、すみません、どれもわかりにくいですね。

実際に触れられると違いが分かります。

少しずつ色が違うのがわかりますでしょうか。

「苦手な中でも頑張った厚い和紙」

2つ目は、「苦手な中でも頑張った厚い和紙」

商品名に頑張った、はどうだろうかとは思いましたが、良くしてしまう表現です。
実は、機械漉き和紙は、その特性上厚い紙を漉くのが苦手です。
薄くて強い、というのに長けていたのです。

その差は歴然で、ある大手の紙メーカーさんは斤量100㎏以下を薄物、としていました。
和紙では、それは十分に厚いという認識になります。


なので、たまに和紙で【厚口】とかいう表記がありますが、和紙からすると、厚い、でも日常生活からすると、薄い、というふうにズレが起こりますので、お気をつけください。


やや厚いところから、かなり厚いものまで5種類です。

同じ50枚でも厚い。

「ザ・ナチュラル きなりの魅力」

3つ目は、「ザ・ナチュラル きなりの魅力


白い和紙はとても清浄で、縁起のいい場面や幕府からの命令書など、公の場面で使われてきました。
対して、生成りはというと、素材の風味を生かした、庶民の紙というイメージ。


和紙らしさがありますよね。
印刷をしっかりかけたいならば、やはり白ですが、少しのデザインで和紙を際立たせるなら、生成りはぴったりです。
生成りのなかでも薄いものから濃いものまで選んでみました。

同じ生成と言っても、各社全然色が違います。

「汎紙苑(ぱんしおん)の世界」

4番。「汎紙苑(ぱんしおん)の世界


岐阜の和紙メーカーさんの独自ブランドです。
汎用的に印刷や加工が可能でありながらも、和紙らしい風合いを残そうという意思をもってやっています。
そのコンセプトを名前にしたんですね。


いい紙が多いです。しかし、初見で「ぱんしおん」とは、なかなか読めません(笑)

ぱんしおんと読みます

「日本のレイド 簀の目模様」

5番目は、「日本のレイド 簀の目模様


デザインとして、文字を邪魔はしないけれども、高級感や伝統を感じられる。
簀の目には、そんな魅力があります。
欧米の高級紙でもレイド模様というのがありますが、日本のものも負けていません。


また、後半に収録されている色付きの簀の目は、独特で面白いです。

カラフルな簀の目です。

「色んなものを漉き込んだ和紙」

6つ目。「色んなものを漉き込んだ和紙」


日本人の美徳は「勿体ない精神」。
和紙作りの過程で捨てられるしかなかった楮の皮を、紙に入れ混んじゃいました。
古くから、包装紙などには、安価な紙はこうした皮入りの紙で賄っていたようです。

そうした精神から、現代でもデザインとして漉き込みは和紙の特徴として残っています。

雰囲気が出ます

「日本古来の和紙原料 楮(こうぞ)」

7つ目は、「日本古来の和紙原料 楮(こうぞ)」

長い繊維で、強靭な紙が作れる、楮(こうぞ)。


どんな地域でも比較的簡単に育つということで、全国で栽培されましたが、
現在では手入れをする人も需要も減ってしまい、数は減少。高級和紙の原料となりました。
パルプで作った和紙が悪いわけでは全くありませんが、やはり楮が和紙本流とも言えます。


やっぱり和紙と言えば楮ですよね。

楮の和紙も今や少数派

「色付きクレープ和紙」

8つ目は、「色付きクレープ和紙」

紙に全体的にしぼが入っている和紙は、昔からワンランク上の場面で使われてきました。
職人が一つ一つ模様をつけていく「檀紙」です。
クレープは檀紙とは違いますが、機械で少し簡易的に模様をつけていて、
気軽でありながらも高級感が漂う風に仕上げています。

「日本の色 前編」

9つ目、「日本の色 前編」
ここからは日本の色というシリーズで2種類。


色のついた紙は世界中にあれど、こんな配色や色遣いはやはり日本特有ですよね。

和色の世界をお楽しみください。

前編。

「日本の色 後編」

「越前 民芸紙」

ラストは、「越前 民芸紙」


先ほどまでの日本の色は美濃和紙でしたが、こちらは越前和紙。
先ほどのものより、少し薄手です。

まとめ

以上、11種類に渡ってご紹介しました!
ぜひ、あなた好みの和紙を見つけてください!

ちなみに、全部重ねるとこんな感じです。
圧巻!ここに55種類の和紙があります。

和紙サンプルメモブロック

合計3,240円(税込)以上、全紙の場合は5,400円以上、
お買い上げで送料無料!