:
和紙田大學だより

定時まで生テレビ「激論!なんで売れへんねやろこの商品」その1

2017.03.09
  • facebook
  • twitter

順調に商品数を増やしつづける和紙田大學。
その一方で、なかなか在庫がはけない落第生があらわれ始める。
人気の格差。学内カースト。浮かび上がる光と影。
いま必要とされる対応策とは?

1

テーテーテーテテッテー(ティッティッティ~)テレッ♪
(朝まで生テレビのテーマ)


O氏
こんにちは、和紙田大學 学長のOです。

T氏
デザイナーのTです。

O氏
皆様いかがおすごしでしょうか。「定時まで生テレビ」の時間です。

T氏
定時まで?

O氏
労働時間にナイーブなご時世ですからね。

T氏
なるほど。あとこれテレビなんですか?

O氏
いえ、そこは雰囲気です。生でもありません。

T氏
テキトー!まあ、本家も生じゃないですからね

O氏
さて、それでは本題に入りたいと思います。

おかげさまで和紙田大學は順調に成長してきました。その一方で、よく売れる商品と売れない商品との差がここにきてハッキリと出てきています。

T氏
まあ、こわい。聞きたくない。

O氏
そこで今回は

「激論!なんで売れへんねやろこの商品」というテーマで

パネラーの方を加えて討論できればと思っています。

T氏
それではパネラーの方をご紹介します。

まず、和紙田大学のブランディングを担当していただいているSさんです。

 

S氏
よろしくお願いします。

T氏
そして、今回は特別ゲストとして中小企業診断士のE先生にお越しいただきました。E先生よろしくお願いします。

E先生
よろしくお願いします。

T氏
コンサルタント業をされているE先生には専門家としてこうだから売れない、こうすれば売れる、というようなプロのご意見をいただければと思います。

O氏
では早速ですが、こちらにあるのが売れていない商品たちです。

 

S氏
デザイン的にはオモシロイものが結構あるような…

E先生
事前にHPを見させていただいたんですけど、これなんかすごく好きですよ。なんで売れへんのかと。

obi__0016_天王寺区.jpg

 

T氏
あれ、E先生、もしかしてコチラ側の人種ですか。

E先生
これもいいですよね。名前を隠されていても「鈍器のようなもの」ってわかります。

0001s_0008_DSC_0232.JPG

 

T氏
やっぱりコチラ側の人ですね。もうお呼びした趣旨と違ってきていますが…うん、そのままいきましょう。

E先生
これね、ちょっと「おもちかな?」とも思いましたけど。バールのようなもの、もあれば、なおわかりやすいですけどね。

S氏
世界三大「ようなもの」のうちの2つですね。ちなみ残る一つは「イチローのようなもの」です。

E先生
それはもはやニッチローでしかないですね。

5

 

O氏
ニッチローはさておき「バールのようなもの」ってニュースで言いますっけ?

E先生
言ってます言ってます。ニュース見るたびに言ってます。結構みんな家にバールのようなものあるんやなあって思いますよね。

O氏
うちにはバールはないですね。

T氏
うちにもないです。

E先生
わが家にもありません。

S氏
ないんかい。

E先生
だから事件が起きない。

!!

S氏
バールのようなものや鈍器のようなものが家になければ世の中が平和になるということですね。

O氏
同じ不穏系の、オシール(マスキングテープ) 丑の刻参りセットも、売れてませんね。

5-1-1-510x510

 

T氏
私(デザイナー)としては、これがなんで売れへんねやと。

O氏
思い入れがあるんですね。

T氏
お腹を痛めて生んだ我が子のようなものですから。

O氏
藁人形を…

S氏
ホラーですね…

E先生
そういえば、ちょっと前に藁人形で捕まった人がいましたね。おじさんが好意を寄せていた女性に藁人形をどうのこうのして…。

O氏
それで逮捕されるんですね。

S氏
ということは、逆に言うとニーズはあるのかもしれませんね。

E先生
潜在的なね。

S氏
この商品をつかって、自分の中でストレスを発散してもらえたら、罪を犯すこともない。捕まる心配もない。バールのようなものや鈍器のようなものを家に置かんのと一緒で、犯罪の予防策になります。

E先生
発散の場ですよね。そういう売り方はいいんじゃないでしょうか。

T氏
犯罪減少に効果アリということで社会的意義もありそうです。

E先生
警察から感謝状がもらえるかもしれませんね。

S氏
まずもらえるでしょう。

000

例えばこんなPOPをつけてみるとか?

O氏
大阪府警様、お待ちしています。

O氏
しかし、この商品をどうやって知ってもらうか、という問題もありまして。

E先生
確かに藁人形が欲しい人に、どうやってアプローチするべきか、考える必要がありそうですね。

S氏
どれくらい藁人形にニーズあるのか…。

T氏
あ。

O氏
どうしました?

T氏
Amazonで売ってますね。「わらに」って入れただけで「藁人形セット」が出てきます。

6

S氏
ニーズあるんですね!しかもセットて。

T氏
評価悪いのとかもあります。☆1つとか。

E先生
呪いが効かなかったのでしょうか。

S氏
でしたらAmazonの藁人形カテゴリーで販売するのはいいかもしれませんね。

O氏
そうですね。検討します。

 

あちこちへ脱線しながらも、討論はじわじわと熱を帯び始める。
果たして、売れない商品が売れるアイデアは出るのか。
それともやはり、売れないものは売れないのか。

(次回につづく)

和紙田大學

オンラインストアはこちら