ともに大阪のベンチャーメーカーとしてインテリアライフスタイル2017に出展したロンド工房とうるわし（オオウエ）による特別企画。「ベンチャーメーカーにとっての展示会とは」というテーマについて、それぞれのブランドの代表であるロンド工房の荒川とうるわしの大上による対談を行いました。全4回の連載予定。1-2回はロンド工房、3-4回はうるわしサイトで掲載します。

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前回までは、展示会の選び方や、カタログの制作についてお話してきました。
今回は、実際に展示会に出展する際のお金の話からスタートです。

荒川さん

（各展示会に関して）このお金を払ったら、ここまでは出来ていますという情報欲しいですよね。
可能であれば、その展示会に出たであろう諸先輩方にも話を聞いた方がいい。

オオウエ

まあでも、商品の特性もありますしね。僕らが正しいとは限らないですけど。
普遍的な部分では、壁と床はISOTの一番安い料金で出すと、ありませんということ

荒川さん

それは覚えておいた方がいいですね。

オオウエ

うちはあんまりブースにお金がかけられない会社なんです。

荒川さん

ビバホームで買って作るって言ってましたもんね。

オオウエ

ビバホームを使うことを覚えたら、逃れられないですね。

荒川さん

その期間中、めっちゃ混むんちゃいますか。

オオウエ

そうですね、月曜日の夜にお願いして、明日の朝引き取りに来ますと伝えると。
もうパンパンですとなります。
展示会の週の月曜日はめっちゃ混むので、気を付けてください。

これはもう一番のtipsですよね。2万円くらいで木を切るところから作れちゃう。
とっても安上がりなブースになります。
あと、意外に知られていないのですが、ホームセンターでは無料で1時間トラックを借りることが可能なので、輸送も簡単です！

荒川さん

すごいなー。うちは、そこだけで60万円くらいかかっちゃってます。
ふつうはかかるんですよね。

オオウエ

そうですよね、普通はかかります。ただ、面積もクリエイターブースは小さいですしね。
まだ商品数も少なくて、駆け出しで、予算があまりかけられないという人にとっては、有効なやり方だと思います。

荒川さん

そうですね、スタートアップの時はそれが絶対いいですよね。

オオウエ

40万円の差があったら、売り上げ目標とかも変えられるじゃないですか。
我々の場合は、尖った商品を刺さる方にお売りしたい。数を追い求めるのとも少し違う。
そうすると、固定費を下げるしかないとなるんです。

荒川さん

でも自分で全部やるとなると、搬入と撤収がすごく大変じゃないですか？

オオウエ

そうですね。。。これはもう本当にありがたい話なのですが、デザイナーさんに助けてもらっています。
福嶋さんも、和紙田大學の竹安さんも、設営の時から来てくださる。いつか、きちっと恩返しをしなければと思っています。

あとは、物販がないので、紙もの商品は全てスーツケースで持ってこれますし、
豊洲で木を買うから、無料でトラックが借りられるので大きな荷物の搬入も楽です。