どうもこんにちは、和紙問屋の大上です。

早速ですが、皆様、一筆箋はお使いでしょうか。
ちょっとしたものを送るときに添えることで、心遣いが伝わります。

そして、一筆箋には、実は背景や敬具などの細かい作法は必要ありません。
感じたことを素直に書けばいいのです。

心遣いを伝える万能選手の一筆箋。そんな一筆箋の書き方を場面別にご紹介します。

場面別、一筆箋の書き方

目次
・借りていたものを返すときの書き方
・手作りのお菓子を渡すときの書き方
・プレゼントを渡すときの書き方
・ビジネスシーンでも活躍。資料に添えるときの書き方
・美濃和紙にレトロな印刷で、柔らかく親近感が持てる一筆箋
・まとめ

まずは、何かを借りていたものをお返しするときの一筆箋の書き方です。

お相手の名前を入れてください。
冒頭には、簡単に季節の挨拶を添えて、近況を伺ってみましょう。
そのあと、本題の借りていたものを書き、同封していることを伝えます。
最後に、お誘いの文句などを付け加えてもいいかもしれません。

文例
「和紙田次郎様
お元気ですか？
もうすっかり秋ですね。
夏の間に借りていたハンカチ、
すっかり返すのが遅くなってしまい、申し訳ありません。
お送りさせてもらいます。
ぜひ今度は、遊びに来てくださいね。」

日ごろお世話になっている人に、何か贈り物をしたいときに添える一筆箋。
こんな書き方はいかがでしょう。

まずは、お世話になっていることに感謝を述べます。
お相手の近況を伺ってみてもいいですね。
それから、つくったもの、渡したいものを書いてみてください。

文例
「岡本太郎様
いつもお世話になり、ありがとうございます。
息子さんはお元気ですか？
プリンを作ったので、お送りします。
皆さんでお召し上がりいただければ幸いです。」

珍しいものや、お相手が欲しがっていたものを渡すとき、お送りするときの一筆箋の書き方です。

やはり、まずは日ごろの感謝を伝えてください。
それから、どんなものをお送りするのか。
手に入れた状況などが入っていると、より気持ちが伝わります。

文例
「岡本花子様
いつもお世話になり、ありがとうございます。
地元でとれたブドウを作ったワインが売り出されていました。
きっと気に入ると思いましたのでお送りします。
お楽しみいただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。」

ビジネスでの資料などをお送りするときにも一筆箋は活躍します。

ここでも背景や敬具は不要ですが、やはりビジネスなので丁寧に書くことをお勧めします。
宛名は、会社名をつけます。
それから、資料をご請求いただいたことへの謝意を伝えてください。
どんなものを同封しているのかを伝えます。このとき、伝えておきたい資料の中身を簡単に
入れてもいいと思います。

最後に、気軽に問い合わせをしてほしいことを加えます。
こうすることで、手書きのメッセージがあなたへの親近感を産みますよ。

一筆箋は、2枚になってしまっても全く問題ありません。
ぎゅうぎゅうに詰めるよりも、少し余裕をもって書くと良いでしょう。

文例
「株式会社うるわし　有留和紙男様
この度は、お忙しい中、弊社の「コレッポチ」の資料をご請求いただきまして、
誠にありがとうございます。
「コレッポチ」は、伊予和紙で出来たポチ袋で、お心遣いに半笑いを添える効果を持っています。
資料を同封させていただきます。
ご査収くださいますよう、お願い申し上げます。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社オオウエ　和紙田太郎」

和紙田大學の一筆箋は、楮という原料を使った美濃和紙を使用しています。

柔らかく、ちょっとナチュラルな印象が特徴的です。
印刷は、かすれがあるレトロな印刷を使用。
その素材感、質感で距離がぐっと近づくはずです。

今では電子メールやSNSでなんでも用が済んでしまいます。
でも、せっかくモノを送るのですから、そこに手書きの温かみを付け加えることで、
お相手との距離を縮めてみてはいかがでしょうか。

一筆箋には、特に決まった堅苦しいマナーなどはありません。
素直な気持ちをつづってみてくださいね！

オオウエの一筆箋はうるわしオンラインストアにてご購入いただけます。
気になった方はぜひご覧ください！